pickup!

ライアンさん

これはTwitterでも書きましたが、ライマーは書くに決まってるじゃないですか、やだなあ!

マーニャさんも書き込めていない状態で言うのもどうかと思いますが、彼女はバルザックを倒すという目的、また自分の出自の為、決して職を選べるような人ではなかったと考えています。ゆえに、無料で色気を垂れ流す尻軽で軽率な女性ではなく、もっと泥臭く、生きる為に踊り子という職業を、選択せざるを得なかった。いわば無理やり蝶になった女性として、描くつもりです。

そのマーニャさんが父性を見出したり、恋慕する男性がですよ。牛みたいな阿呆というわけにはいかないので、ライアンさんには無骨で不器用、若干の不思議ちゃんでありながらも、魅惑のダンディズムを突き進んでいただきたい……! と、書いている私が願う所存なのです。

同時に、まだうら若き青年のアルディやクリフトにとって、ある種の憧れを抱かせるような存在であって欲しいとも、思っています。善いことも、悪いことも教えてくれる、よきお兄ちゃん。

ライアンさんを書くのは、実はものすごく神経使います。何故かというと、少ないながらも男性読者さんもいらっしゃるので、同性として共感出来る部分はキチンと作っておきたく。もちろん「男はそんなこと言わねえし、やらねえよ!」っていう、乙女ファンタジーの部分は多々あるんですけど、もっと根底の部分では。

これは本当に繊細かつ大事なことなので、大事に肝に銘じて最後まで貫きたいです。今までの知識フル動員で書いているということだけは……こっそり明記しておきたいです。(映画とか映画とか…。自分の経験のなさに泣けてくる)

幸い、仕事で世話になっているマネージャーが男性で、かつ、そんじょそこらの腐女子なら、指パッチンでなぎ倒せるくらいの筋金入りの腐男児なので、映画を観ていても「ハイ、いまのこの仕草に注目! 何気ないこの太々しさ! ここダンディポイント! メモった? 次行くわよ!」などと教えてくれるので、ありがたいです。

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